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あったかい湯と人に出会う。絶景・能登の旅―珠洲温泉銭湯道に参加して―(後編)(2014年10月02日)

高橋名人からレポートの後編が届きました。
以下に、紹介します。

あったかい湯と人に出会う。絶景・能登の旅―珠洲温泉銭湯道に参加して―(後編)
高橋秀明名人(広島市在住)

能登半島の北端に位置する珠洲市の湯めぐりラリー「珠洲温泉銭湯道」。「道の駅すずなり」を拠点に回った旅は、キリコと呼ばれる大きな切子灯篭に驚き、黒瓦と板壁の家なみに懐かしさを覚えるなど見どころもたくさん。リポート後編は対象11カ所のうち残りの7カ所をご紹介します。それにしても、これだけ温浴施設があるということは、能登のみなさんは入浴がきっと好きなのに違いありません。

◆温泉旅館二島
昭和の旅館ふうのたたずまいに引かれます。独自源泉を持ち、基本は宿泊のみで入浴が可能ですが、お風呂を見せてもらえることに。鉱泉といえどもあなどることなかれ。ふわりたまご臭にテンションが上がりました。こぢんまりした湯船のつくりもどこか落ち着きます。お父さんが一人で切り盛り。懐かしい気持ちになって泊まってみたい―。そんな思いにさせてくれました。【泉質】中島源泉。ナトリウム―塩化物・炭酸水素塩泉(弱アルカリ性冷鉱泉)。 
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◆灯りの宿まつだ荘
スタイルは昔の民宿風のまま、温もりある雰囲気にリニューアルされた館内はとても快適でした。お風呂は木造りとステンレスの2タイプで、創作系海の幸料理にも舌鼓。大人しい名物ワンちゃんにも癒されます。館内には温泉銭湯道のPRチラシがそこかしこにあり、女将さんとの能登路話もまた楽し。湯めぐりの拠点にぴったりです。
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◆狼煙館
海沿いに立つお宿は、pH3.2の「単純鉄冷鉱泉」。なかなか珍しい泉質です。「酸性のため加水・加温」とあり、小さな内湯は無色透明で個性は少ないですが、旦那さんの「料理自慢」に心がグッと引き付けられました。日の出と日の入りが一望できる、能登半島最先端の禄剛崎すぐそばで、そびえる灯台の眺めは一見の価値ありです。道の駅も近く、一休みにも最適です。
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◆鉢ヶ崎温泉「すずの湯」
綺麗で立派な温泉施設はお客さんがいっぱい。能登のみなさんはお風呂好きがきっと多いのではないでしょうか。露天はこの日、お湯が張ってありませんでしたが、ジャグジーも備えた内湯は広々。ゆったりのんびりできます。成分総計が11グラムを超え、硫酸イオンや炭酸水素イオンも豊富な塩けのあるなかなかの泉質です。【泉質】鉢ヶ崎源泉。ナトリウム―塩化物泉、源泉39.3度。
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◆能登観光ホテル
半島の西側に位置し、ここも目の前が海なので素晴らし眺めが満喫できます。大きな広間で仲居さんらと温泉銭湯道の話題で談笑。薬湯のお風呂は少し熱めで、さっぱりしました。湯あがりに浴びる潮風が心地よく感じられました。
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◆海浜あみだ湯
海を眺めながら入浴できる銭湯もそうありません。気泡湯や薬湯などバラエティー豊かな庶民のお風呂。ここも地元のお客さんでにぎわっていました。
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◆よしが浦温泉ランプの宿
能登最北端に位置し、日本海の絶景を望める露天ぶろや洞窟ぶろなどで知られる高級和風旅館。目の前に広がる景色にただただ茫然。思い出深い、見事な一夜がきっと過ごせることでしょう。見下ろす雰囲気だけ、楽しませてもらいました。
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◇(おまけ)食事どころもどこにしようか悩むほど。テラスが設けられた「つばき茶屋」さんではイカ焼きのランチをいただきました。眺めにうっとりしながらだったのは、言うまでもありません。
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by suzuspa | 2014-10-02 10:57 | お知らせ | Trackback